シーリングはミニチュアダックスに優しいの?

先日、手術器具の業者さんが、「シーリング装置」を売りこみにやってきました。

なんでも、避妊手術の際に糸を使わずに止血ができるとのこと。

「避妊手術に糸をつかわなくてもよい」ので、とくにミニチュアダックスフンドで多い、縫合糸肉芽腫または脂肪織炎を防げるそうです。。

これだけ聞くと

「おーそれはすごい!ミニチュアダックスは、まだまだ流行っているし、ぜひ買わねば!」

となるのですが、、、、

「じゃあ糸を使わない手術というならば、、、皮膚や筋肉も、糸を使わないで、「超音波メス」とやらでくっつけることができるの?」

その質問に、業者さんは、おろおろしてました。

「結局、おなかを閉じるのに糸をつかってるのに、糸を使わない手術なんてそんなの嘘ジャン!」

なーんて会話がありました。

あとでよくよく調べると、シーリングで凝固された組織は、生体にとっては「異種タンパク(つまり異物)」となるため、縫合糸肉芽腫を完全に防ぐことはできないとのことです。

「糸の使わない手術」とか、「ミニチュアダックスに優しい」って言葉に、まどわされて余計な出費をするところでした。

ちなみに私は、ミニチュアダックスフンドの手術を数多く経験してますが縫合糸肉芽腫になった子は一頭もいません。(2010年現在)

なぜ?と知り合いの獣医師に聞かれますが、「日ごろの行いがよいからだ」ということにしております(笑)

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