イボを見つけたらお早めに

手術屋中島尚志先生の皮膚形成外科の勉強会に行ってまいりました。

体表にできてしまった「できもの」を摘出した後、欠損してしまった皮膚をいかに修復するか、とても勉強になりました。

「切ると、皮膚がくっつかないから様子を見よう」と、まだ摘出可能な大きさのうちから様子を見続けて、完治のチャンスを逃している症例を時々見かけます。

イボができているのを発見したら、早めに動物病院に行きましょう。

下唇に腫瘍ができた猫ちゃんです。「悪性腫瘍で手術不適応」と診断され、5年も様子をみてしまった(?)症例です。

検査の結果「良性の線維腫」と診断され、摘出いたしました。

下唇の一部が欠損いたしましたが、どこを手術したのか、見た目では分からないくらいに修復することができました。

 

当院病理診断委託先

アイデックスラボラトリーズ 平田雅彦先生
病理検査ノースラボ 賀川由美子先生

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書いた人

佐瀬 興洋
佐瀬 興洋
【経歴】

2004年 麻布大学獣医学科卒業
2006年 Watpo Thai Traditional Medical School(General Massage) 修了
2008年 ユーミーどうぶつ病院開院
2013年 HJS 整形外科研修
2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Basic Course 修了
2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Advance Course(神経外科) 修了
2014年 HJS Night Vets Club “Liver Night” 参加
2015年 HJS World Class Program “TPLO”参加
【所属学会・資格】公益社団法人千葉県獣医師会所属公益社団法人佐倉青年会議所2018年度監事
獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会・獣医再生医療研究会・ISFM(国際猫医療学会)・JVOC(日本獣医眼科カンファランス)獣医眼科手術研究会


当たり前のことですが、なるべくしっかりとした診断を付けることを目標にしています。
その上で、出来る限りの治療を行えるように努力しています。
外科分野では骨折や脱臼などの整形外科、泌尿器や消化器、肝臓、胆嚢の軟部外科、皮膚形成外科、椎間板ヘルニア、会陰ヘルニアなどの手術を得意としております。 近年小型犬種にも増えている前十字靭帯断裂などの膝疾患の治療に力を入れており、TPLOのような専門的な手術も実施しております。内科分野においても幅広く勉強しております。 内視鏡や超音波診断装置を使用しての消化器系の検査も行なっておりますので。 どうぞご相談ください。
飼い主様が安心してご来院できるよう最新の知識・技術の研鑽を怠らないように心がけています。

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