2010年のフィラリア予防について
2009年のフィラリア感染期間は、千葉県佐倉市で5月19日から10月25日の間でした。(HDUより計算)
(HDUとはHeartworm Development heat Unitの略で、近年フィラリアの感染可能期間を類推する方法として日本犬糸状虫症研究会、犬フィラリア症予防普及会により提唱されているもので、概ね感染期間と一致すると考えられています。)
予防期間は、フィラリア感染開始より1ヶ月後から、感染終了1ヶ月までですので、例年通り6月前半から11月後半の予防期間でした。
当院では毎月1日の予防を推奨してますので、6月1日から12月1日までの7回の投与で、2009年は予防が完全に行われたということになります。(逆にいうと、6ヶ月以下の予防では、不完全であったということです。)
今年も、フィラリアの予防薬として、お肉タイプのものと、小さい錠剤タイプの2種類のお薬をご用意いたしました。6月からしっかり7回忘れずに服用させましょう。
(7回一括でご購入いただきますと、割引になります。)
日本で認可されている、フィラリア予防の注射薬(モキシデックSR)は、有効期限が6ヶ月ですので、年に一回の注射では完全な予防とはいえません。7ヶ月目に、内服薬を追加投与するか、年に2回の注射が必要となりますので、注意してください。
なお、7ヶ月目の内服薬の投与を忘れる可能性が高いことと、年に2回の注射になると、予防にかかる費用が高くなってしまうため、当院では、モキシデックSRは取り扱っておりません。
書いた人
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【経歴】
2004年 麻布大学獣医学科卒業
2006年 Watpo Thai Traditional Medical School(General Massage) 修了
2008年 ユーミーどうぶつ病院開院
2013年 HJS 整形外科研修
2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Basic Course 修了
2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Advance Course(神経外科) 修了
2014年 HJS Night Vets Club “Liver Night” 参加
2015年 HJS World Class Program “TPLO”参加
【所属学会・資格】公益社団法人千葉県獣医師会所属公益社団法人佐倉青年会議所2018年度監事
獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会・獣医再生医療研究会・ISFM(国際猫医療学会)・JVOC(日本獣医眼科カンファランス)獣医眼科手術研究会
当たり前のことですが、なるべくしっかりとした診断を付けることを目標にしています。
その上で、出来る限りの治療を行えるように努力しています。
外科分野では骨折や脱臼などの整形外科、泌尿器や消化器、肝臓、胆嚢の軟部外科、皮膚形成外科、椎間板ヘルニア、会陰ヘルニアなどの手術を得意としております。 近年小型犬種にも増えている前十字靭帯断裂などの膝疾患の治療に力を入れており、TPLOのような専門的な手術も実施しております。内科分野においても幅広く勉強しております。 内視鏡や超音波診断装置を使用しての消化器系の検査も行なっておりますので。 どうぞご相談ください。
飼い主様が安心してご来院できるよう最新の知識・技術の研鑽を怠らないように心がけています。
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