船橋で手術
月曜日は休診でしたが、新船橋にある動物病院に手術の手伝いをしに行きました。
この病院の宇井院長は、大学の同期(?)でもあり、さらには高校の先輩でもあります。当院より1年先に開業しており、私が開業する際にもいろいろ相談に乗ってもらっていました。
手術は、消化管に詰まらせてしまった異物を取り出す手術でした。
胃の中に異物があれば、内視鏡で取り出すことも可能ですが、空回腸で閉塞しており、開腹手術となりました。
通常、腸を開けて取り出せばよいだけ手術なのですが、閉塞部分の腸が壊死しかけており、その部分を切除しなければならず、手間のかかる手術になりました。出てきたのはおもちゃでした(写真撮影してくるの忘れた~)
異物を飲み込んでしまった場合、小さいものでしたらウンチと出てくる場合も多いですが、大きいものやとがったものを飲み込んでしまった場合、このように大きな手術となります。内視鏡を使って取り出せる場合もありますが、その大きさや材質によっては、開腹手術が必要となり、ワンちゃんには大きな負担となります。。
おもちゃなどの誤食にはくれぐれも注意してくださいね!
ちなみに、仕事の報酬は、美味しい「おでん」でした。
書いた人
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【経歴】
2004年 麻布大学獣医学科卒業
2006年 Watpo Thai Traditional Medical School(General Massage) 修了
2008年 ユーミーどうぶつ病院開院
2013年 HJS 整形外科研修
2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Basic Course 修了
2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Advance Course(神経外科) 修了
2014年 HJS Night Vets Club “Liver Night” 参加
2015年 HJS World Class Program “TPLO”参加
【所属学会・資格】公益社団法人千葉県獣医師会所属公益社団法人佐倉青年会議所2018年度監事
獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会・獣医再生医療研究会・ISFM(国際猫医療学会)・JVOC(日本獣医眼科カンファランス)獣医眼科手術研究会
当たり前のことですが、なるべくしっかりとした診断を付けることを目標にしています。
その上で、出来る限りの治療を行えるように努力しています。
外科分野では骨折や脱臼などの整形外科、泌尿器や消化器、肝臓、胆嚢の軟部外科、皮膚形成外科、椎間板ヘルニア、会陰ヘルニアなどの手術を得意としております。 近年小型犬種にも増えている前十字靭帯断裂などの膝疾患の治療に力を入れており、TPLOのような専門的な手術も実施しております。内科分野においても幅広く勉強しております。 内視鏡や超音波診断装置を使用しての消化器系の検査も行なっておりますので。 どうぞご相談ください。
飼い主様が安心してご来院できるよう最新の知識・技術の研鑽を怠らないように心がけています。
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