膝蓋骨脱臼
突然、悲鳴をあげて片足を上げるようになったと来院されたNちゃん。
膝のお皿が外れてしまう膝蓋骨脱臼という状態になっていました。
膝蓋骨脱臼とは、後ろ足の膝の関節にあるいわゆる「膝のお皿」の部分が、大腿骨の下にある滑車という溝の部分から外れてしまうことをいいます。
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膝蓋骨脱臼には、膝の内側にはずれる内方脱臼と、外側に外れる外方脱臼がありますが、小型犬では内方脱臼が多くみられます。
脱臼すると、足を引きずったり、ケンケンしたり、痛さで悲鳴をあげるというような症状が出ます。その症状の重症度によって、痛み止めを使って安静にするだけで治ることもありますが、中には手術が必要となる症例もあります。
脱臼を繰り返すようになると、膝の靭帯に負担がかかり、十字靭帯断裂や関節が変性したりします。
Nちゃんの場合は、始めは症状が軽かったため、痛み止めを服用し安静にしておりましたが、1週間で症状がひどくなってきたため手術をすることになりました。
膝蓋骨脱臼の手術方法は沢山存在し、そのなかで、その子に合った術式を選択します。
Nちゃんの場合は、滑車の溝をドリルで削って深くした後、内側に金属の堤防を築いて脱臼を防ぐ方法を選択しました。
手術後は、痛みもありすぐには4本足で歩くことはできませんが、痛み止めを服用しながらリハビリにはげみ、2週間後の抜糸時には、多少の違和感はありますが4つ足で歩くことができるようになりました。






