肝臓の腫瘍
今日は肝臓の腫瘍について書きます。
私が勤務医の時代、勤めていた病院では「肝臓に腫瘍があったら(手術は難しいし)予後不良なので手を出すな!」
と言われてたものですが、現在は肝臓に腫瘍があるからといって必ずしも予後不良とは言えません。
現に、超音波の検査で、お腹の中の半分以上を占めていた肝臓の腫瘍を摘出して、その腫瘍が「肝細胞癌」と診断されても、摘出後再発もせず元気に過ごしているわんこは結構います。腸の動きを妨げていた癌を取り除いたことで食欲も増し、何でもなかったように太っています。
「肝細胞癌」ってネーミングはいかにも悪そうですが、とってしまえば実は予後の良いパターンが結構多いです。
他にも良性の腫瘍も数多く経験してますし、肝臓のあちらこちらに散らばっていないものであれば、見た目大きな腫瘍でも摘出後、予後の良い症例をよく見ます
胆嚢がらみで肝臓の機能の低下が見られる子もいます。
肝臓・胆嚢がらみの病気は、「(手術が難しく)予後が悪い」と言われがちですが、現在は必ずしもそうではないことも多いです。
もし気になる動物がおりましたら、ご相談いただければと思います。



