当院において、犬や猫の糖尿病は非常に多い疾患です。

特に肥満が原因であるとされていますが、はっきりとしたことはわかっていません。症状として、太っていた動物が最近痩せてきた、水を飲む量が多くなってきたなどがあります。水を飲む量を測るのはなかなか難しいと感じますでしょうが、500ccのペットボトルに水を貯めておいて、1日にどのくらい水入れに注ぐかで大体の飲水量はわかります。10キロの犬・猫で平均で500ccの飲水量があると言われていますが。暑さ寒さ、運動の有無等で変わりますので、10キロの犬猫で、1リットル以上の水を飲んだら”多飲”の症状が出ていると思ってください。

多飲、そしてそれに伴う多尿の症状がでるのは糖尿病だけではもちろんありません。

痩せてきた、最近水をよく飲む等感じた場合は、なるべく早く動物病院に来院をおすすめします。

最近では、動物体に直接取り付けるタイプの血糖測定器を使用し、リアルタイムで血糖値を観察、血糖曲線を作成することができ、適切な食事療法・インスリン療法を指導することができるようになりました。

管理の主な目標
猫の臨床徴候を抑え、飼い主様の日常生活の中に収まる治療計画を作成します。
また、インスリン誘導低血糖を回避・防止し、その他の合併症を抑制します。

どうぞご相談ください。