画像診断装置について

当院の画像診断機器で代表的なものとして、デジタルレントゲン、超音波診断装置があります。 今日はその超音波診断装置についてお話したいと思います。

当院では超音波診断装置は診察室にありますので、皆様馴染みのある危機だと思います。 画像診断は、正直「症例件数」が勝負となります。

より多くの画像、症例を診ていかないと病気の発見につなげることはできません。 人間においても、超音波検査士というものが存在し、超音波のみに従事する方がいらっしゃるくらい専門性のある分野です。

獣医の業界においても、様々なセミナーなどがあり、技術を習得するのは容易になっています。しかし、症例数が少ないと技術を維持することすらできません。 たまに来院される重症の症例にひさしぶりに時間をかけて使用する機器では絶対ありません。

当院では、心臓や腹部の超音波検査は特別な検査とは捉えておらず、無麻酔・無侵襲でできる気軽な検査と考えております。

そのため、飼い主様の前で行うことも多いです。超音波診断装置がたまに使うオブジェではなく、常に働いてもらうために診察室にいてもらってるのです。 常に超音波を使用する産婦人科では当たり前の光景ですよね。

症例数も腹部・胸部合わせて昨年度667件(2018年)と比較的多く、皆様に気軽に受けていただいているのがおわかりになるかと思います。

定期的に画像診断専門医の講習も受けており、技術の維持を怠らないように頑張ってます。 毎日この機械を使ってると、たまに今まで見えなかったものが見えるようになったり、日に日に面白くなっていく獣医学分野でもあります。

定期検診、ペットドックなど、もしきになることがありしたらお気軽にお申し付けください。 診察室の超音波くんがきっとお役にたてるはずです。

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書いた人

佐瀬 興洋
佐瀬 興洋
【経歴】

2004年 麻布大学獣医学科卒業
2006年 Watpo Thai Traditional Medical School(General Massage) 修了
2008年 ユーミーどうぶつ病院開院
2013年 HJS 整形外科研修
2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Basic Course 修了
2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Advance Course(神経外科) 修了
2014年 HJS Night Vets Club “Liver Night” 参加
2015年 HJS World Class Program “TPLO”参加
【所属学会・資格】公益社団法人千葉県獣医師会所属公益社団法人佐倉青年会議所2018年度監事
獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会・獣医再生医療研究会・ISFM(国際猫医療学会)・JVOC(日本獣医眼科カンファランス)獣医眼科手術研究会


当たり前のことですが、なるべくしっかりとした診断を付けることを目標にしています。
その上で、出来る限りの治療を行えるように努力しています。
外科分野では骨折や脱臼などの整形外科、泌尿器や消化器、肝臓、胆嚢の軟部外科、皮膚形成外科、椎間板ヘルニア、会陰ヘルニアなどの手術を得意としております。 近年小型犬種にも増えている前十字靭帯断裂などの膝疾患の治療に力を入れており、TPLOのような専門的な手術も実施しております。内科分野においても幅広く勉強しております。 内視鏡や超音波診断装置を使用しての消化器系の検査も行なっておりますので。 どうぞご相談ください。
飼い主様が安心してご来院できるよう最新の知識・技術の研鑽を怠らないように心がけています。