子猫の大腿骨(太ももの骨)骨折の症例です

骨折は、体の外側から強い力が加わることによって起きる疾患です。

治療法としては、外科的にピンやプレート、ワイヤーのような金属をいれて固定する方法や、ギプスのようなもので固定する外固定があります。

また、体の外から金属を入れる創外固定法もあります。

それぞれ、骨折した場所や、折れてからどのくらい経過したのか、また骨折の程度のより、その子に合った処置を選択します。

この子は、骨折してから2週間たっており、骨が曲がった状態ですでにくっつきはじめていました。

まだ生後2ヶ月たっておらず、体重も500gしかないことから、「そのまま放置」という選択肢もありましたが、

膝のお皿が外れた状態のままになっており、曲げ伸ばしが不自由で将来的なことを考えると、骨をまっすぐに整形したほうがいいと考え手術しました。

手術は、ピンとワイヤーを使用した固定方法を選択しました。

書いた人

佐瀬 興洋
佐瀬 興洋
【経歴】


2004年 麻布大学獣医学科卒業

2006年 Watpo Thai Traditional Medical School(General Massage) 修了

2008年 ユーミーどうぶつ病院開院

2013年 HJS 整形外科研修

2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Basic Course 修了

2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Advance Course(神経外科) 修了

2014年 HJS Night Vets Club “Liver Night” 参加

2015年 HJS World Class Program “TPLO”参加


【所属学会・資格】

獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会・獣医再生医療研究会・ISFM(国際猫医療学会)・JVOC(日本獣医眼科カンファランス)獣医眼科手術研究会



外科分野では骨折や脱臼などの整形外科、泌尿器や消化器、肝臓、胆嚢の軟部外科、皮膚形成外科、椎間板ヘルニア、会陰ヘルニアなどの手術を得意としております。
内科分野においても幅広く勉強しております。
内視鏡や超音波診断装置を使用しての消化器系の検査も行なっておりますので。 どうぞご相談ください。