先生の専門はなんですか?ときかれることが多いので書いてます。

昨今ではいわゆる「専門医」というものがもてはやされていますが、大学病院や二次診療施設ならまだしも、一次診療に携わる獣医師は一つの特定的な臓器・分野に限定せず、多角的な診療を行う必要があると考えております。

飼い主様より「私の専門分野・得意分野は?」と聞かれますが、自らあえてこれが得意分野だと答えたことはありません。(無い訳ではないですが)

私は「外科が得意」と標榜している手先が器用なだけの病気の本質である内科的な知識のない獣医師や、「内科が得意」と標榜して、外科が苦手なだけで手術をさける獣医師には全く興味がないからです。

獣医料を内科と外科に分けるのは少々乱暴でありますが、あくまで外科は内科の延長であり、どちらかに偏れるものではないと考えています。つまり「手術が必要である症例には手術を勧めますし、必要ない症例をざわざわ格好つけて切る必要もない」というごく当たり前のことを当院では行っているつもりです。

特に獣医師は、内科、外科、小児科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、歯科、精神科、麻酔科、放射線科、もっと細かく分類すれば、呼吸器科、循環器科、軟部外科、整形外科、腫瘍科・・・・ほかにも行動学、公衆衛生学の知識などが必要です。つまりスーパーウルトラ総合病院に加え、幼稚園や小学校の先生の役割も求められています。

人間の医療では最近は「総合診療」ということばが広まっています。私が意識しているのはまさにこれであります。私は骨折の手術はもちろん椎間板ヘルニアの手術、肝臓や泌尿器系の手術を行う一方、内視鏡検査、腫瘍に対する化学療法も行っており、幅広く獣医療を実践しています。

しかしそれを実践するにはとんでもなく広い知識が必要とします。その為に私は開業して現在に至るまでもそれぞれの分野の専門家に指導を受け、知識をアップデートして診療にあたらせていただいております。

もちろん、白内障の手術など専門性の高いもの、自分の技術・知識では手に負えない症例は、迷うこと無くそれぞれのエキスパートの先生や大学病院にご紹介いたしますのでご安心ください。この先自分は「〇〇専門医」と宣伝することは無いでしょう。でも欧米では「総合診療の専門医」というのもあるそうで・・ちょっと興味が・・・・(でもそれって”専門”なのか???)

 

書いた人

佐瀬 興洋
佐瀬 興洋
【経歴】


2004年 麻布大学獣医学科卒業

2006年 Watpo Thai Traditional Medical School(General Massage) 修了

2008年 ユーミーどうぶつ病院開院

2013年 HJS 整形外科研修

2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Basic Course 修了

2014年 DePuy Synthes Vet Spine Seminar Advance Course(神経外科) 修了

2014年 HJS Night Vets Club “Liver Night” 参加

2015年 HJS World Class Program “TPLO”参加


【所属学会・資格】

獣医麻酔外科学会・日本獣医循環器学会・獣医再生医療研究会・ISFM(国際猫医療学会)・JVOC(日本獣医眼科カンファランス)獣医眼科手術研究会



当たり前のことですが、なるべくしっかりとした診断を付けることを目標にしています。

その上で、出来る限りの治療を行えるように努力しています。
外科分野では骨折や脱臼などの整形外科、泌尿器や消化器、肝臓、胆嚢の軟部外科、皮膚形成外科、椎間板ヘルニア、会陰ヘルニアなどの手術を得意としております。
近年小型犬種にも増えている前十字靭帯断裂などの膝疾患の治療に力を入れており、TPLOのような専門的な手術も実施しております。
内科分野においても幅広く勉強しております。
内視鏡や超音波診断装置を使用しての消化器系の検査も行なっておりますので。 どうぞご相談ください。

飼い主様が安心してご来院できるよう最新の知識・技術の研鑽を怠らないように心がけています。